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中国メディア情報: WECHATが新たなチャット機能を追加

今回は、WeChatが追加しようとしている最新機能に注目します。また、アリババがロング動画プラットフォーム「マンゴーTV」に投資する計画、ビリビリの新しいプラットフォーム、テンセントの最新の決算についてもお話します。では、始めましょう。

 

WeChatがチャット内ハッシュタグ機能を追加

WeChat

WeChatがつい先日、ユーザーがメッセージ内でハッシュタグを使える新機能をリリースしました。それらのハッシュタグはユーザーをWeChat上の「チャンネル」セクションに送ることができ、ユーザーはそこでハッシュタグが言及する話題を確認することができます。

以下は、一例です。ユーザーがチャット内でハッシュタグを入力します。

その個人またはグループチャット内の他のユーザーはハッシュタグをタップし、WeChat上の「チャンネル」セクションへ行くことができます。

一部のユーザーは新機能が少し混乱していると感じているようですが、おそらく時間とともに改善されていくでしょう。WeChatはまず研究開発を優先する傾向があり、その結果、興味深いものの最初の内はあまりユーザーフレンドリーとは言えな機能になるというのは、中国では比較的よく知られた事実です。

この動きは、WeChatの「チャンネル」セクションを、その巨大なユーザー層を向かわせる主要なメニューとして位置付け、情報と娯楽のさらに大きなゲートウェイにしようとするものです。この多くのユーザーをマネタイズ可能なセクションに運ぶことは、WeChatにとってだけでなく、広告主にとってもすばらしい動きとなるはずです。この新たなハッシュタグ機能について詳しくは36kr.com(中国語)でお読みください。

 

アリババがマンゴーTVに投資の意向

前回、テンセントがバイドゥの動画プラットフォームiQIYIの株式を取得しようとしていることに言及しました。中国の巨大テック企業から求愛される大手動画プラットフォームは、iQIYIだけではなかったようです。人気のロング動画プラットフォーム「マンゴーTV」の親会社マンゴー・エクセレント・メディアはつい最近、eコマースとテックの巨人アリババから、その株式の5.26%を買い取る提案を受けました。

テンセントビデオ(テンセントが所有)やiQIYI(バイドゥが所有)などのライバルのプラットフォームとは異なり、マンゴーTVは中国で唯一の大手長編動画プラットフォームであり、昨年は大きな利益を上げています。前回言及した通り、制作コストの増加によって利益の維持が難しい状況が起こっています。その点で、人気のTV番組の放送権を比較的低価格で確保することができるマンゴーTVは優位に立っています。アリババのマンゴーTVへの投資について詳しくは36kr.com(中国語)でお読みください。

 

ビリビリがマルチチャンネルネットワーク(MCN)向け専用プラットフォームを立ち上げ

「中国のYouTube」としても知られるビリビリがつい最近、マルチチャンネルネットワーク(MCN)に特化した独自プラットフォームの立ち上げを発表しました。それらのMCNは 中国で非常に人気のあるインフルエンサーたち(KOL)と契約して代理人を務めているため、極めて重要な存在です。

この新たなプラットフォームのおかげで、MCNは自分たちが代理人を努めるKOLとビリビリの間の提携関係をマネジメントできるようになります。他の人気短編動画プラットフォームは、KOLをビジネスプランに組み入れる対策を講じてきました。例えば、Douyin(抖音)の親会社バイトダンスはXingTuという名前のKOLマッチングプラットフォームをリリースしており、一方でKuaishou(快手)はKOLとより密接に連携するための新しいライブ配信HQを作りました。このことは、ビリビリがKOLを更に一層フル活用しようとしていることを意味します。KOLたちは今後このプラットフォームを、モバイル広告主に対してさらに人気にするはずです。ビリビリの新たなプラットフォームについて詳しくはWeChat(中国語)でお読みください。

 

テンセントが2020年上半期および第2四半期決算を発表

中国の巨大テック企業テンセントがつい最近、2020年上半期の決算を発表しました。収益は314.9億ドルと、2019年の同時期と比べ28%増加しました。第2四半期の収益も上半期の軌道に沿って拡大し、2019年第2四半期をしのぐ29%増の162.2億ドルとなりました。

これらの業績について、テンセントのマ・ファアテン会長兼CEOは次のように述べています。「この困難な時期の間、私たちは自社のプラットフォームとテクノロジーを活用し、ユーザーがオンラインツールを通して新たな日常に適応するのを助け、企業がデジタルアップグレードを行うのを支援し、景気回復に幅広く貢献しました。私たちは第2四半期において概ね安定した経営と決算結果を達成し、当社チームの勤勉さとビジネスモデルの回復力を証明しました。私たちは統制のとれたやり方で人材、テクノロジー、およびプラットフォームへ投資し、新たに出現した構造的チャンスと今後の課題を積極的に受け入れることに尽力しています」

テンセントのソーシャル部門およびオンラインゲーム部門は、特にCOVID-19パンデミックとそれがユーザーの日常行動を変えたせいで、力強い成長を見せました。同時に、デジタルコンテンツ(動画サブスクリプションなど)やオンライン広告など他の分野も成長しましたが、ゲームやソーシャルと比べればそのスピードは劣りました。世界的なトレンドも同じような動きだったため、このことは比較的予想されたことです。テンセントの最新の決算について詳しくはPRNewsWire(英語)でお読みください。

 

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