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アドテック東京2019に出展

2019年11月27日(水)、28日(木)の2日間、東京国際フォーラム(東京・千代田区)にて、11回目を迎えるアジア最大級のマーケティングカンファレンス、アドテック東京2019が開催されました。

アドテック東京2019では、キーノートにadidas、Twitter、TikTok Ads Japan、Rhizomatiks Researchなどが登壇。初日のキーノートにはドイツのadidas本社より来日した、グローバル バイスプレジデントのセリーヌ・デルジェネス氏が登壇しました。セリーヌ氏は、日本で開催されたばかりのラグビーワールドカップでadidasが展開したマーケティング施策について紹介しました。セリーヌ氏は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの責任者も務めており、関連するマーケット動向についても解説しました。

<アドテック東京に参加したNativexのメンバー>

TikTok Ads Japanのキーノートでは、鈴木瑛氏が若者から大人気のTikTokクリエイター3組と登壇し、スマホネイティブ世代(13歳~19歳)にメッセージを届ける方法をディスカッションしました。1990年代後半から2010年の間に生まれ、子どもの頃からスマートフォンのある生活に慣れているスマホネイティブ世代は、日本の総人口の約15%を占めると言われています。デジタルネイティブ世代は、20代から30代のミレニアル世代と比較しても大きくなり、スマートフォンおよびSNSやメッセージアプリは当たり前の存在として、GoogleやYahooの検索と同じ感覚でTwitterやInstagramから情報を取得し、YouTubeでコンテンツを探します。

さらに、今年のアドテック東京では30歳以下のみが登壇できる「U-30」セッションや、マーケティングの基礎を現場で活躍する6人のマーケターから学べる「ad:tech University」を開催するなど、広告主や広告会社などの参加者・登壇者の世代交流が促進されたカンファレンスとなりました。

Nativexは一昨年、昨年に続いて3年連続でブースを出展しました。今回のブースでは、Nativexが立ち上げた、中国国外のアプリ開発企業の中国進出を支援するキャンペーン「Xplore China」をアピールしました。

13.5億人の人口、年率6.9%の経済成長、それゆえに世界一の中間層を抱えると言われる中国。その規模の大きさから、日本を含む海外の企業が中国ビジネスの参入や拡大を狙っています。さらに中国のインターネット人口は、2018年に8 億人を超え、そのうち98%の7 億8800 万人がスマートフォンをネット接続の主要な端末として利用しているため、海外のアプリ開発企業にとってはとても魅力あるマーケットです。

こうした中、Nativexはアドネットワーク事業を主に展開し、中国国外のアプリ開発企業に対しては中国進出をサポート。オフィシャルパートナーシップを締結する百度、アリババ、テンセントなどの主要なメディアを活用して、中国のスマートフォンユーザーにアプリダウンロードのためのプロモーションに取り組んできました。Xplore Chinaでは、世界各国・各地域の中国進出支援をこれまで以上に積極展開するため、Nativexの営業拠点やサポート体制を強化するとともに、セミナーの開催、動画やコラムなどのコンテンツの拡充などに取り組んでいます。

<アドテック東京2019のNativexブース>

アドテック東京2019のNativexブースで大きな注目を集めたのが、Xplore Chinaの取り組みのひとつとして12月から日本で本格的に開始する「KOL(Key Opinion Leader)マーケティング」です。これは、中国のオンライン上で活躍する著名なインフルエンサーをプロモーションに活用できるプログラムです。

現在の中国は、1980年代後半から2000年代に生まれた若者が消費をけん引しています。この世代は一人っ子政策下にあったため、両親と祖父母の手厚いサポートがあり消費が旺盛です。また、小さい頃からインターネットに慣れ親しんでいるため、ソーシャルメディアやインフルエンサーにも影響されやすい傾向があります。こうした世代に自社の商品をアピールするため、中国では企業が積極的にインフルエンサーを起用したマーケティングを展開しています。

<中国のマーケター・メディアエージェンシーが注目するマーケティング手法, (出典:eMarketer>

NativexのKOLマーケティングでは、日本のブランド広告主やEC事業者やインバウンド関連事業者などが中国向けにビジネスを展開する時に、中国のインフルエンサーを起用したプロモーションが可能となります。インフルエンサーが、SNSや動画プラットフォームなどで商品やサービスの特長を紹介し、ターゲットオーディエンスの認知度や購入率の向上を目指します。

Nativexは、「インフルエンサーの選定」から「媒体の選定」、「クリエイティブの制作」そして「配信」までの全フェーズを一気通関でサポートできます。各フェーズでAIを活用しており、たとえばインフルエンサーの選定では、提携する30,000人以上のインフルエンサーの中からAIを用いて人材を抽出します。インフルエンサーは誰もが知っている著名なひとだけでなく、ある特定のコミュニティやジャンルで強い影響力を持つマイクロインフルエンサーと呼ばれるひともカバーできています。媒体はターゲットにあわせてWeChat、Weibo、Douyin、Xiaohongshu、Meipai、Tmall、Taobaoなどから最適な組み合わせを選択します。

<アドテック東京2019のNativexブース>

またNativexは、インフルエンサーの管理事務所に該当するMCN(マルチチャンネル ネットワーク)と直接交渉するため、中間業者のマージンを廃した価格で提案できます。昨今問題となっている、インフルエンサーのニセのファンやフォロワーを検知したうえで、クリーンな提案をすることも可能です。

NativexはKOLマーケティングの拡充により、トップメディアを活用したターゲティング広告やアドネットワークを活用したアプリのダウンロード促進、ECでの購買促進など、中国市場における様々な目的に合わせて、メディアやソリューションを組み合わせた統合的なマーケティング支援が可能になりました。

今後のNativexにどうぞご期待ください。

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